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タゴ硬くなる

カテゴリー: [笑う]

朝、タゴを獣医に連れて行きました。

膿は昨日、ずいぶん出たみたいだけれど、耳の後ろがまだ腫れているし、以前獣医から貰っていた抗生物質も無くなってしまったので、 ちゃんと診察を受けて薬も処方してもらおうと思ったのです。

タゴはキャリーバックに入るのをとても嫌います。「キャリーバック=獣医=注射」という方程式が、猫ながらにも判っているようで、 足をキャリーバックの淵に掛けたりして、抵抗するのです。やっと入れたと思ったらまだ尻尾が出ていて、蓋を閉めかけてしまい、「ギャッ」 と叫んだりして、大騒動です。

獣医の待合室も怖いところです。キャリーバックの隙間越しに見る眺めの中には、同じく診察を待っている犬もいたりなんかして、 タゴにとっては生きた心地もしないのだろうと思われます。
だから、やっと順番が回ってきて、診察室でキャリーバックの蓋を開けると、「絶対外には出ないぞ」という決意が伝わってくるくらい、匍匐 (ほふく)状態で小さくなっています。思わず笑ってしまいます。抱き上げると、今度は入れるときとは逆で、 キャリーバックにつかまって離そうとしません。

診察台の上に乗せると、私はタゴの両前足を握り、体を抱きかかえるようにします。タゴが逃げないようにするのと、 そうしてやると猫は少し安心するらしいからです。私もタゴの体に注射針が刺さるところを見たくはないので、獣医は見ずに、 タゴと一緒にジッとその時を待ちます。
タゴは、何をされるのかちゃんと判っているらしくて、先生がちょっと体に触るとビクンとします。 その直後に一瞬技で注射針がタゴの体を刺します。ダッシュタゴが飛び上がりそうになるのを必死で羽交い絞めにします。
それで御終い。先生が「もういいですよ」と言ってくれるので、タゴをまたサッとキャリーバックに入れます。この時のタゴは、 お家で入れる時とは打って変わって、実に素直にバックに納まります。診察台よりこっちの方がずっといいやと、逃げ込むのです。

日頃お家では、殿様状態で優雅に我がまま放題にしているタゴも、獣医に行く時だけは、キョドってカチンコチンになってるのが、 タゴには気の毒だけど、ちょっと笑ってしまいます。まぁ、笑えるくらいの軽傷だから良いということなのですけどね。
これぞ「借りてきた猫」なのです。

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